
私のオネエちゃん
第9章 文化祭
恭平「…それは」
真子「それは?」
恭平「俺にもよくわかんないよ!!」
真子「わかんないって…自分の事でしょ
う?」
恭平「ただ…ただなんか真子が他の男と
仲良く話してたりキスされてるの見たら
この辺がモヤモヤして…気づいたら体が
勝手に動いて…」
真子「お兄ちゃん…」
恭平「…」
恭平の言葉
話しを聞く限りでは
海斗やケイに嫉妬していた風だったが
これまでの事を考えると
喜ぶには
まだ早かった
真子「…でも…でもお兄ちゃん…私の事
フッたよね?二回も…」
恭平「それは…」
真子「それなのに…今さら…」
恭平「…ごめん…でも俺はやっぱり…」
真子「嫌っ…聞きたくない…」
恭平「真子!?」
真子「…っ」
正面を向かされ
肩を強く捕まれた真子
その、あまりの強さに身構え緊張してい
ると
次の瞬間
恭平はある驚きの行動に出た
それは…
恭平「真子、俺は真子が好きだ」
真子「好きって…でもどうせ…妹として
好きとか言…!?」
目の前には恭平の顔
そして唇に感じる柔らかい感触
前に一度だけ経験した事ある事だったが
これはまさしく…
間違いなく
恭平「…」
真子「今のってキ…ス…」
