私のオネエちゃん
第10章 両想い
父「文化祭、楽しかったか?」
真子「うん」
由美子「でも私、真子ちゃんの学ラン姿
見れなかったのよね…」
恭平「俺は見たよ、ねっ、真子」
真子「うっ、うん…」
父「どうした?顔真っ赤にして…熱でも
あるのか?」
真子「大丈夫だよっ!!大丈夫…」
恭平「…(笑)」
真子「…」
普段からしている
家族との普通の会話だったが
恭平に見つめられたり笑顔で微笑まれた
りすると
真子は冷静でいられなくなり
顔を真っ赤に染め恥ずかしくてたまらな
かった
真子「…」
由美子「そういうば恭平」
恭平「何」
由美子「彼女の事だけど」
父「恭平、彼女出来たのか?」
由美子「そうなのよ」
恭平「いや…その事なんだけど…」
真子「…」
両想いになって
付き合うようになり浮かれていたが
恭平には同じ大学に通っている彼女がい
たはず
自分を好きと言ったが
彼女とはどうなっているのか…
恭平「母さん、彼女とは…」
真子「…」
恭平「彼女とは元々、なんでもないんだ
ただの友達だよ」
真子「友達…本当に?」
恭平「本当に」