私のオネエちゃん
第10章 両想い
由美子「友達か…せっかく恭平が女の子
に興味持ちはじめたと思ったのに…」
恭平「女の子には興味あるよ」
由美子「本当に!?」
恭平「本当に、でも一人の女の子にだけ
だけどね」
真子「…お兄ちゃん」
恭平の興味のある女の子
それは他の誰でもない、真子の事だった
父も由美子も、その女の子が真子とは
思っていない為
普通に
喜んでいた
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真子「…お兄ちゃん」
恭平「?」
真子「お風呂、空いたから…」
恭平「うん、ありがとう」
真子「…」
恭平「真子?」
真子「…ちょっと…入っていい?」
恭平「いいよ」
お風呂上がり
真子は少しだけ恭平の部屋にお邪魔した
父や由美子が一階にいる為
長居は出来なかったが少しの間だけ
二人だけの時間を
噛み締めた
恭平「どうした?」
真子「なんか…不安になって…」
恭平「不安?」
真子「今は幸せだけど…明日になったら
また…元の関係に戻るんじゃないかって
思えちゃって…」
恭平「真子…」