私のオネエちゃん
第10章 両想い
真子「別にお兄ちゃんの気持ちを疑って
るワケじゃないの、ただ…」
恭平「変わらないよ」
真子「お兄ちゃん…」
恭平「この先、何があっても真子を想う
気持ちは変わらない、だから信じて」
真子「…はい」
正直、不安はあった
でも今は恭平の言葉を信じ
目の前にある幸せを大切にしようと思う
真子だった
由美子「恭平?お風呂入らないの?」
恭平「今行く」
真子「…」
恭平「残念、もう行かなきゃ」
真子「私も部屋に戻るね」
名残惜しかったが
由美子に怪しまれないよう真子は
恭平と別れ自分の部屋へ戻ろうとした
その時…
恭平「真子」
真子「何っ、んっ!?」
恭平「おやすみ」
真子「…あっ…うん…おやすみ…」
別れ際
突然キスされた真子
部屋の中とはいえ、まさか家で
キスされるとは思っていなかった為
真子の頭は
ボーッとしてしまった
真子「…ビックリした」
恭平「真子」
真子「なっ、何!?」
恭平「今度の日曜日、デートしよう」
真子「デート?するする!!」
恭平「決まりね」