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あたしは被害者

第9章 どっちもぶっ壊す


「あ、そういえば

プレゼント、どうする?」


プレゼント?



あー、
達也か。



「まだ決まってなくて……

どうしたらいいかなぁ
男の子の欲しいもの、
よくわからなくて……」


そのままにしていた
桶川の手をまた
強く握って口を結んだ。


「大丈夫!

好きな子からもらった
物なら
なんでも嬉しいでしょ?」


「うん」


「で、でも

年頃の男の子だからね……

うーん……」



桶川はいつの間にか


あたしの手を上から包み込んでいた。







そして




「えっと

笑みちゃんは」








あたしはニコリと笑う。














「男性経験とかあるんだっけ……?」
















勝った




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