あたしは被害者
第5章 ママ
ぎこちなく微笑んで
まだ何か言いたげな
先生をよそに、
自分の席へ戻った。
「笑み……どうしたの?」
「あ、ううん。
なんでもないよ?
ただ三者面談の希望、
まだ出してなくて
怒られちゃっただけ」
そう笑うと
「笑みの家庭、
母子家庭で大変だもんね……」
こんなことをつぶやく
余計なやつもいる。
「え、そ、そうなの?」
でもあたしには
好都合。
ありがとうって言いたいくらい。
だって……
「……なんでさ、
そんなこと
みんなの前で言うの……」
小さくつぶやく
あたしを見て、
みんなは驚く。
「あ、ご、ごめん
笑みっ!」
「な、泣かないで……」
泣く?
泣くなんてねぇ、
いつでもできんだよぶす。
あは
あはは…あははは
まだ何か言いたげな
先生をよそに、
自分の席へ戻った。
「笑み……どうしたの?」
「あ、ううん。
なんでもないよ?
ただ三者面談の希望、
まだ出してなくて
怒られちゃっただけ」
そう笑うと
「笑みの家庭、
母子家庭で大変だもんね……」
こんなことをつぶやく
余計なやつもいる。
「え、そ、そうなの?」
でもあたしには
好都合。
ありがとうって言いたいくらい。
だって……
「……なんでさ、
そんなこと
みんなの前で言うの……」
小さくつぶやく
あたしを見て、
みんなは驚く。
「あ、ご、ごめん
笑みっ!」
「な、泣かないで……」
泣く?
泣くなんてねぇ、
いつでもできんだよぶす。
あは
あはは…あははは