あたしは被害者
第5章 ママ
「おかえり」
!?
顔をあげる。
「ママ……?
なんでいるの?」
そのままママは
うつむいて
「ちょっとね、
話があるの」
と言いながら
あたしの手を引っ張る。
ママの表情から
感情が読み取れない。
このわずかな瞬間だけ、
腹黒いあたしの感情は
消えていた。
でも
イスに腰掛け
ママが始めた話
「ママ、彼氏ができて、
同居しようと思うの。」
あたしの中の
もう一人のあたしが
また目を覚ました。
この女…
離婚して
あたしを守るとか
言っておきながら
男作った。
……許さねー。
ふふふ…ぶははっ
あーあ。
おっかしい。
!?
顔をあげる。
「ママ……?
なんでいるの?」
そのままママは
うつむいて
「ちょっとね、
話があるの」
と言いながら
あたしの手を引っ張る。
ママの表情から
感情が読み取れない。
このわずかな瞬間だけ、
腹黒いあたしの感情は
消えていた。
でも
イスに腰掛け
ママが始めた話
「ママ、彼氏ができて、
同居しようと思うの。」
あたしの中の
もう一人のあたしが
また目を覚ました。
この女…
離婚して
あたしを守るとか
言っておきながら
男作った。
……許さねー。
ふふふ…ぶははっ
あーあ。
おっかしい。