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あたしは被害者

第5章 ママ

「あ……そうなんだ。」

「反対かしら……?」

「ううんっ!
いいんじゃないかな?」


なんて微笑んでみる。


「そう?

じゃあ、
詳しい話は、

明日の夜に彼と会って
しよっか!」


ママは嬉しそうに言った。





いいね、いいね。





「わかった!
じゃあ予定開けとくね!」


そう言ってから
階段をのぼり、

自分の部屋のベッドに
腰かけた。


「ふぅ……」


あたしは絶対
一人言なんて言わない。


誰がどこで
聞いているかわからないから。


だからすべての
計画は
頭で記憶する。

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