さきゅばす
第3章 夜のクラブ
高層ビルに挟まれた大通りからバイクは左折して細い路地を走り抜ける
急に人がいなくなり静かになる
ハルが運転するバイクはスピードをおとして、ライトアップされた白い門を通った
広い敷地にまるでホワイトハウスのような建物がある
入り口には幾つかの高級そうな車が停まっていた
その後ろにバイクを停めて降りると、すかさずボーイがきて鍵を預かって行く
なんか、映画でこんなシーンを見たことがあるなと思った
車から降りてくる男女はみんな背が高くて、着ている服とかも、まぶしいくらい華やかだ
ふと男の外国人がハルに声をかけてきた
ハルは英語で応対する
私も英語は学校で習ってるので、なんとなく訳すると
『おい、ハル。今日の調子はどうだい?』
「やあ、サム。今日はとてもナイスな日だ」
『何か上がったかい?』
「私は結構です」
『OK』
……意味がわからない
エントランスで上着を預けて、ハルの腕をとって歩くと、披露宴会場のような場所につく
正面には舞台があり、スモークが焚かれていた
私は意味もわからず、ただエスコートされるがままテーブルに座る
「ちょっと紹介したい人がいるんだ。待ってて」
ハルが席を離れたあとも、しばらくは緊張していたけれど、やっと周りを見れる余裕が出てきた
急に人がいなくなり静かになる
ハルが運転するバイクはスピードをおとして、ライトアップされた白い門を通った
広い敷地にまるでホワイトハウスのような建物がある
入り口には幾つかの高級そうな車が停まっていた
その後ろにバイクを停めて降りると、すかさずボーイがきて鍵を預かって行く
なんか、映画でこんなシーンを見たことがあるなと思った
車から降りてくる男女はみんな背が高くて、着ている服とかも、まぶしいくらい華やかだ
ふと男の外国人がハルに声をかけてきた
ハルは英語で応対する
私も英語は学校で習ってるので、なんとなく訳すると
『おい、ハル。今日の調子はどうだい?』
「やあ、サム。今日はとてもナイスな日だ」
『何か上がったかい?』
「私は結構です」
『OK』
……意味がわからない
エントランスで上着を預けて、ハルの腕をとって歩くと、披露宴会場のような場所につく
正面には舞台があり、スモークが焚かれていた
私は意味もわからず、ただエスコートされるがままテーブルに座る
「ちょっと紹介したい人がいるんだ。待ってて」
ハルが席を離れたあとも、しばらくは緊張していたけれど、やっと周りを見れる余裕が出てきた