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仮面な人たちの恋愛夢小説

第15章 狂おしいほど君と、(電)

「いくら嫌がろうと身体は嘘を吐かない。君は身体に聴かれるのが好きなんだよね…?」

眼鏡越しに伝わる青い気迫が彼女の胸の鼓動を早める。
優しく、あくまでもギリギリまでしか触れてこないその指がじれったくて、彼女は自分からウラタロスに寄った。

「欲しいの?僕の指が」

耳元で囁き、そっと胸へ降りてくるもう片方の手が彼女を身震いさせた。

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