仮面な人たちの恋愛夢小説
第20章 赤い殺戮・赤い記憶(鎧)
『でも、もしそうでないなら…私は赤い物がもう一度見てみたいです』
「赤いもの…」
『はい。赤いものには沢山美しいものがあるのを知っています。薔薇、口紅、アクセサリー‥他にももっと沢山。何よりも、私は主任のネクタイを直して差し上げたいんです』
『ネクタイを…?』
『主任のネクタイが時々曲がってしまっているときがあって、でもそれが赤いネクタイだとどうしても出来なくて…』
そうだったか、と呟く貴虎は次に行動を起こしていた。
貴虎は閉めていたネクタイに手をかけるとスルリと外し、赤いネクタイを取り出した。
「赤いもの…」
『はい。赤いものには沢山美しいものがあるのを知っています。薔薇、口紅、アクセサリー‥他にももっと沢山。何よりも、私は主任のネクタイを直して差し上げたいんです』
『ネクタイを…?』
『主任のネクタイが時々曲がってしまっているときがあって、でもそれが赤いネクタイだとどうしても出来なくて…』
そうだったか、と呟く貴虎は次に行動を起こしていた。
貴虎は閉めていたネクタイに手をかけるとスルリと外し、赤いネクタイを取り出した。