テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第3章 まだ見ぬお宝(D)

そんなディエンドを陰から見ている栞那。
彼のように戦うことの出来ない栞那だが、何を考えたのか彼女は突然その場から飛び出し勢いに任せてクロンギに向け銃を撃つ。
ディエンドなる海東は、その行動に愕然とする。
海東が何を考えていると言ったのに対し、栞那は答えた。

『死にたくはないけどでももっと嫌なのは目の前にいる窃盗犯を逃がすこと。貴方を見張るついでよ海東大樹』

「士みたいなことをいうね…嫌いじゃない」

少しばかり油断した栞那に襲いかかろうとするクロンギを撃ってそういうディエンド。
するとその時、バイク音と共に海東からして邪魔者(?)のような男が現れた。
その男はバイクでファンガイア等を蹴散らすとディエンドの近くに止め降りる。

「海東、お前また何かやらかしたな?」

「良く分かっているじゃないか士」

マゼンタと黒の戦士・ディケイド。
様々な世界を巡る門矢士が変身したその姿。
海東とは色々な面で腐れ縁の仲だ。

「ふん、さっさと片付けるぞ」

「ああ」

ファイナルアタックライドの体制に入る二人。
栞那は二人を見て彼等の後ろへと身を伏せる。

「「ハアアアッ!!」」

それぞれのファイナルアタックライドはファンガイア、イマジン、クロンギ等を貫き破壊され爆音が響いた。
栞那は二人の戦士に駆け寄る。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ