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仮面な人たちの恋愛夢小説

第22章 男装と秘密と愛のバース(O)

不意に俯く彼女に、伊達はグッとその身を抱き寄せる。

「変じゃない。むしろそっちの方がいい。まぁ、男装してるのもいいけどさ、たまにはこういう時があってもいいと思うな俺は」

優しく髪を撫でてくれる伊達に、彼女はギュッと服の袖を掴む。

「参ったな…そういうのに弱いんだよなー、俺」

ふと、額に感じたぬくもりは彼女の目を丸くさせる。

「おでこくらい許してくれよ…?」

伊達のちょっと照れた様な表情に、彼女は微笑んだ。

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