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仮面な人たちの恋愛夢小説

第26章 白い羽根に包まれて、(電)

「まったく…姫の我が儘には困りますね」

『我が儘じゃない。命令よ』

「おぉ、これは失敬。では参りましょうか姫」

ヒョイと彼女を抱き上げる彼。
彼女はまるで沢山の柔らかな真っ白い羽根に包まれて浮かんでいるかのような気分だった。
不意に、彼が安心した様子の彼女にいう──

「私は姫だけの王子です。お忘れなきよう…」

白い羽根に包まれて、END

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