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『ちょっと元気になったみたいですね』

「ああ。君のおかげだ」

『そう言っていただけるとありがたいです』

そういいながら彼女もリンゴを口にする。

それから暫くして照井は眠りにつき、彼女も気づけば座ったまま眠っていた。

「おい、朝だぞ」

彼女が目を覚ました時、ベッドから起きた照井の姿があった。
彼女は立ち上がろうとするもどうにも身体が動かない──というか身体が重かった。
そして頭がぼーっとした。

「まさか…」

『あ、いや…その…』

次の瞬間、彼女の身体は照井に持ち上げられて、ベッドに寝かされていた。