テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第29章 暴走刑事は加熱中、(W)

『あの…』

ふいに、身体をベッドの端に寄せた彼女が照井に視線を送る。

「隣、いいのか…?」

頷く彼女。
照井は少々悩んだ末、そっと彼女の隣に入った。

『すいません、元々照井さんが風邪で看病しに来たのに…』

「いいんだ。それに…たまにはこういうのも悪くない」

照井の微笑みが彼女を少し元気づける。
照井が彼女の髪を撫でると、そのうちに心地いい眠気が襲った。

「おやすみ」

いつの間にか照井の腕の中にいた彼女は、やがて照井の声を子守唄に静かな眠りについた──。

暴走刑事は加熱中 END

ストーリーメニュー

TOPTOPへ