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仮面な人たちの恋愛夢小説

第41章 緑の欲望に堕ちて、(0※)

『あの‥‥っ』


女が小さく声を上げたのに対して俺は首筋に吸い付く。


「言ったろ、付き合えって‥」


『こういうのはその‥っ』


「つべこべ言うな!黙って付き合えばいいんだよッ…!」


腕を掴めば身体がビクリと弾み、恐怖を感じた。

さっきまでの女の気迫とは違う、如何にも女らしいと言った弱さを感じて、俺は思わず謝った。
そんな俺に、女が言った。


『なんか‥怪物のはずなのに、そんなことを感じさせないわ…』


「グリードじゃないといいたいのか?」


『だって、見た目は普通の人間と何ら代わりはないんですよ?それに、ちゃんと謝るところとか、まさにそれで…』


女の表情から恐怖が消え、少し不思議な顔をしている。

俺について話す女がなんだか愛しく感じて、また女の唇を奪っていた。

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