テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第42章 黄の欲望に堕ちて、(O※)

そんな彼女は、気付けばいつもウヴァを見ていた。


ウヴァを見るときの瞳は僕を見るときの瞳と違い、何処か優しさが目立っていた。


ウヴァもそういう彼女に気付いてか恥ずかしそうにも微笑みを向けて、彼女も同じように笑っていた…。


僕はその光景を目にする度になんだか妙な気分になっていた。


『カザリ…?』


苦い顔をしている僕を見詰める彼女からは心配、というものを感じる。


同時にウヴァが出かけると、本来の僕が呼び覚まされていった…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ