仮面な人たちの恋愛夢小説
第6章 喧嘩する程仲がいい(電)
「ナオミ、珈琲」
『はーい♪月魅ちゃんも飲みますぅ?』
『あ、私はいいや。』
「そんなやつに珈琲なんてやらなくてもいいんだよっ」
『は?誰に言ってんの』
「オメェーのこったよメガネ」
この眼鏡の少女・月魅は最近電王の仲間になった情報提供者。
表向きは高校生だが、もう一人、月魅の友達・桃魅と高校の裏の世界では有名な情報屋をしている。
彼女は初めからモモタロスとの相性が悪く、最近はいつもこの調子だった。
『ケンカはダメですよ?』
「へっ…」
相変わらず月魅の何が気に入らないのか不機嫌なモモタロス。
『学校行ってくる』
『今日は何時に帰って来ますか?』
『いつもと同じくらいかな?』
「帰って来なくてもいいぜー?」
『はいはい‥』
ぷいっと明後日の方向を向いてデンライナーを出ていく月魅を尻目に、モモタロスはずっと意地を張っていた。
学校へ到着した月魅は友達の桃魅と会う。
『おはよう、つっちゃんっ』
『おはよう、もも』
桃魅は月魅を“月”を文字ってつっちゃんと呼び、月魅は桃魅をももと呼ぶ。
月魅が桃魅を呼ぶ際モモタロスが横にいるといつも厄介なことになる。
『聞いてもも!』
『またモモと喧嘩?』
『そうなの!いっつも噛み合わなくってさ、参っちゃうよ』
『そっかぁ‥』
話をしているとチャイムが鳴り、授業時間に。
月魅は授業中何処か浮かない顔で授業に身が入らない様子だった。
──6時間目終了後、学校から出ようとして門を潜ろうとした時、そこには良太郎がいた。
だがいつもの良太郎と様子が違うと気付いた月魅は見ないフリをして帰ろうとするのを、横にいた桃魅が良太郎に声をかけた。
『はーい♪月魅ちゃんも飲みますぅ?』
『あ、私はいいや。』
「そんなやつに珈琲なんてやらなくてもいいんだよっ」
『は?誰に言ってんの』
「オメェーのこったよメガネ」
この眼鏡の少女・月魅は最近電王の仲間になった情報提供者。
表向きは高校生だが、もう一人、月魅の友達・桃魅と高校の裏の世界では有名な情報屋をしている。
彼女は初めからモモタロスとの相性が悪く、最近はいつもこの調子だった。
『ケンカはダメですよ?』
「へっ…」
相変わらず月魅の何が気に入らないのか不機嫌なモモタロス。
『学校行ってくる』
『今日は何時に帰って来ますか?』
『いつもと同じくらいかな?』
「帰って来なくてもいいぜー?」
『はいはい‥』
ぷいっと明後日の方向を向いてデンライナーを出ていく月魅を尻目に、モモタロスはずっと意地を張っていた。
学校へ到着した月魅は友達の桃魅と会う。
『おはよう、つっちゃんっ』
『おはよう、もも』
桃魅は月魅を“月”を文字ってつっちゃんと呼び、月魅は桃魅をももと呼ぶ。
月魅が桃魅を呼ぶ際モモタロスが横にいるといつも厄介なことになる。
『聞いてもも!』
『またモモと喧嘩?』
『そうなの!いっつも噛み合わなくってさ、参っちゃうよ』
『そっかぁ‥』
話をしているとチャイムが鳴り、授業時間に。
月魅は授業中何処か浮かない顔で授業に身が入らない様子だった。
──6時間目終了後、学校から出ようとして門を潜ろうとした時、そこには良太郎がいた。
だがいつもの良太郎と様子が違うと気付いた月魅は見ないフリをして帰ろうとするのを、横にいた桃魅が良太郎に声をかけた。