テキストサイズ

仮面な人たちの恋愛夢小説

第9章 愛が強さに?蜂蜜と指輪の思い出(鎧)

沢芽市──
その街では、“インベスゲーム”なるものが流行っていた。
その街には複数のダンスチームがあり、踊る為のステージをかけて勝敗をインベスゲームで決めるというものだ。
今日もまた、一つのステージをかけインベスゲームが繰り広げられていた──。

「いけ!おらおら!」

戦いの最中、手からうっかり“ロックシード”を離してしまった一人が原因で、インベスが飛び出してきた。

「何!?」

囲われたリングを飛び出し、周りで見ていた客達を遅い始める実体化したインベス。
そんな中で、相手の一人・チームバロンの駆紋戒斗が腰にベルトを掲げた。

「変身」

バナナがモチーフのその騎士なる姿は彼にピッタリだ。
名はアーマードライダーバロン・仮面ライダーバロンだ。
実体化したインベスは、たちどころに人々を襲う。
何か落としたのかずっと逃げずに辺りを探し続けている子供がいた。
バロンはそんなことには目もくれず、ただひたすらに自分の強さを試す為だけにインベスと戦っていた。
バロンが気付いた時、インベスは子供に襲い掛かろうとしていた。
だが気付くのが遅すぎたバロンは子供に襲い掛かろうとするインベスを止めようとするが間に合わない‥
そう思われたその時だった。

キキーッ!──

──何処からともなく現れた車が、インベスを突き飛ばした。
ドンッ!という衝撃と音でようやく辺りの状況を見出した子供がその場で泣き始めてしまった。
バロンも一瞬の出来事に瞬間的に思考が停止するもすぐに戻りいい放った。

「耳障りだ!とっとと失せろ!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ