夜会で踊りましょ!!
第12章 ショーを並んで
浴衣のショーはゆっくり、進行して行く。
柾季も翼女も前を向いてショーを見ている。
心の中も、同じ思いを抱いていた。
(この、沈黙…辛い…)
柾季は、翼女が話かけて来たら、絶対聞くつもり。
翼女は、柾季が話しかけてくるのを、ひたすら待っていた。
(どうしよう…)
チラッと相手を見ようとすると、目が合ってしまう。
(わ!目あった!!)
テレと焦りで汗いっぱいの二人。
周りの人には全然わからない、静かな静かな心臓の高鳴りを抑える戦いをしている。
クイ
(?)
翼女は服が引っ張られた感じがして、引っ張られた方を向く。
向いた先には、翼女のスカートをしっかり握った、今にも泣きそうな顔を
している小さな子供が見上げている。
(こ、子供…)
翼女が固まっている。
柾季も翼女も前を向いてショーを見ている。
心の中も、同じ思いを抱いていた。
(この、沈黙…辛い…)
柾季は、翼女が話かけて来たら、絶対聞くつもり。
翼女は、柾季が話しかけてくるのを、ひたすら待っていた。
(どうしよう…)
チラッと相手を見ようとすると、目が合ってしまう。
(わ!目あった!!)
テレと焦りで汗いっぱいの二人。
周りの人には全然わからない、静かな静かな心臓の高鳴りを抑える戦いをしている。
クイ
(?)
翼女は服が引っ張られた感じがして、引っ張られた方を向く。
向いた先には、翼女のスカートをしっかり握った、今にも泣きそうな顔を
している小さな子供が見上げている。
(こ、子供…)
翼女が固まっている。