夜会で踊りましょ!!
第15章 タチバナ様に出かける前
「荷物よし!髪型よし!」
柾季は玄関で指差し確認をする。
「ぼっちゃん気合いが入ってますね」
そこに従業員の玄(げん)が来る。
「あったり前だろ!遥香達と花火見に行くんだ」
荷物の中身を確認をしている。
「遥香嬢さんより、気になる嬢さんがいるんでしょ?」
玄は柾季の肩をポンポンとたたく。
「げ、玄さん!」
赤くなる柾季。
「ハハハ、若いって良いことだ」
玄は豪快に笑う。
「冷やかすな!」
顔を隠しながら玄関を飛び出す柾季。
「ハハハ」
笑いながら、出かける柾季を見ている。
「……」
柾季は少し離れた所で、立ち止まる。
「行ってきます…」
柾季は振り向かず挨拶をする。
「へい。お気をつけて!」
玄は腰から体を曲げ頭を下げる。
「おお」
柾季は荷物が入ったスーツケースを持って家を出る。
「ぼっちゃんも、もう子供じゃのーなった」
『玄さーん』
柾季の小さい頃の笑顔を思い出している玄。
「どんな、娘さんなんだろう…」
小さくなっていく柾季の背中を見ながらつぶやく玄。
柾季は玄関で指差し確認をする。
「ぼっちゃん気合いが入ってますね」
そこに従業員の玄(げん)が来る。
「あったり前だろ!遥香達と花火見に行くんだ」
荷物の中身を確認をしている。
「遥香嬢さんより、気になる嬢さんがいるんでしょ?」
玄は柾季の肩をポンポンとたたく。
「げ、玄さん!」
赤くなる柾季。
「ハハハ、若いって良いことだ」
玄は豪快に笑う。
「冷やかすな!」
顔を隠しながら玄関を飛び出す柾季。
「ハハハ」
笑いながら、出かける柾季を見ている。
「……」
柾季は少し離れた所で、立ち止まる。
「行ってきます…」
柾季は振り向かず挨拶をする。
「へい。お気をつけて!」
玄は腰から体を曲げ頭を下げる。
「おお」
柾季は荷物が入ったスーツケースを持って家を出る。
「ぼっちゃんも、もう子供じゃのーなった」
『玄さーん』
柾季の小さい頃の笑顔を思い出している玄。
「どんな、娘さんなんだろう…」
小さくなっていく柾季の背中を見ながらつぶやく玄。