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夜会で踊りましょ!!

第7章 遥香と歩睦の夜中の…

  「ちょっと、興味があったんだ。浴衣なら何でも良いのか?」
 かなり食いついきた柾季。
 遥香がノートに《後は任せて!!》と書いて笑う。

「詳しい事は、遥香に聞いて!」
 歩睦もうなずいて、柾季に伝える。

  「それも、そうだな!」
 柾季の笑顔が見える。

 遥香もとっても、うれしそうに持っていたノートを閉じている。

(もう…いいのかな…)
 歩睦がふと、時計を見ると、針が12時近くを指していた。
「あー!もうこんな時間だ!また電話するよ」

  「あ!ホントだ。ありがとな!おやすみ!」

「おやすみ!」
 ピッと携帯の通話をオフにする歩睦。


「ふーこれでいい?遥香」
 柾季との長電話が終わって一呼吸取って遥香のほうを向く歩睦。

「うん!」
 笑顔の遥香がベッドの上に座っていた。


 遥香は色々思いを巡らしているようだ。

「よし!帰って作戦をたてる。協力ありがとう。お礼は考えとくね♪じゃ、おやすみ~」
 遥香は笑顔で部屋を出て行く。

 取り残された僕。

「はー、疲れた…」
 どっと力が抜ける歩睦。

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