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夜会で踊りましょ!!

第7章 遥香と歩睦の夜中の…

「歩睦君。お父さんから念を押すね」
 信司か歩睦の肩を持つ。


「健全なお付き合いをしなさい。せめて高校卒業するまでは、清く正しく美しく…男ならそれぐらい分かるよな」
 信司の声が怖い。

「ああ。多分。遥香もそれくらいは、分かっていると思う」

「そうか。なら、お父さんは見守るよ」
 安堵の信司。

「遥香の計画は、ハッピーエンドを求めているより、楽しんでるから、僕がちゃんとフォローしないと、二人に迷惑かけるからね」

「…?歩睦君、何の話?」

「さっき遥香が来てた話だよ。遥香の奴、友達の翼女ちゃんと従兄弟の柾季をくっ付けたいらしい。その作戦会議。もう、ぐったりだよ。はー、疲れたから、僕寝るね…」
 歩睦はそう言って二階の自分の部屋に帰っていく。

「なんだ…よかった…でも、残念…」
 複雑な思いの信司。

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