16歳に恋する23歳の俺。
第6章 帰る場所
部屋に入り、ベッドに優美花ちゃんを寝かせて
荷物を側に置いた
スヤスヤ眠っている彼女の隣に座り、
頭を撫でると一瞬ピクッと動いた
起きたか……?
いや、起きない(笑)
サラサラな髪を触り、
俺は唇に指を移動させる
ぷっくりした色っぽい唇…
俺はいつの間にか顔を寄せて
キスをしていた
「………」
いけない事ってのはわかってるが
止められない
心地いい優美花ちゃんの唇に
何度も、何度も口付ける
まるで、白雪姫を目覚めさせる王子のように
早く起きて
………起きないで