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16歳に恋する23歳の俺。

第6章 帰る場所






優美花side







目を覚ますと






「えっ………!?」




隣に大地さんがスヤスヤ眠っていた



なんでなんでと思っていると

咄嗟に思い出す





昨日ワガママ言ったから

一緒に寝てくれたんだ…………




自分の酒癖の悪さに嫌悪感を抱きつつ

あたしは大地さんを見つめる




こんなに近くで見たの初めてで
緊張した



長い睫毛

高い鼻

少しぷっくりした唇

サラサラと流れる髪




妙に心拍数が上がり
大地さんに聞こえて起きてしまうんじゃないかってくらいだ






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