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君のため。

第197章 ANNIVERSARY~駐車場~

さっきからキョロキョロしてる彼に。


…あのさー。さっきから襲う場所探してるよね?


「うん。…カラオケ行こか?」


…そんな時間ない。


「…駐車場で出来る」


繋いでる手を引っ張られて、
広い駐車場の奥に。
青い車の陰に隠れて。
こんなところでまた?

しかもフェンスの向こうはマンション。
そして見下ろした所は線路。
引っ切り無しに電車が。


こんなところで、
絶対に誰かに見られちゃうよ?


でも…

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