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薔薇はあいを囁く

第2章 薔薇の香りの麗人



なにそれ?
恥ずかしくなって顔を背けると、立人さんは、容赦なくあたしの着ているワンピースのボタンを外しにかかった。


「…やっ。」


口で小さく反抗してみる。

だけど、それは敵わず、どんどんボタンを外され、膝の下まであったスカートは、太ももの位置までたくしあげられてしまう。

視界には淫らな格好な姿が目に飛び込んできて、顔から火が出そうなくらいに、恥ずかしかった。


「あい、おっぱい大きいね?」


「……やぁ…っ…」


「足も綺麗。」


ブラ越しに、左胸のラインをなぞられ、もう片方の手で、右足のライン
をなぞられた。


「そうやって、嫌がられると、逆に苛めたくなるなら、逆効果だよ?」



あたしは、ぞくぞくした。
立人さんの妖艶な微笑みと愛撫に。

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