
薔薇はあいを囁く
第3章 薔薇の正体
「お願いします!立人さま。お待ちくださいませ。」
全然、食い下がらない五美に、僕は、更に冷たい視線を浴びせる。
「なに?」
「恐れながら、あの小娘に立人さまのお相手が勤まるとは、私には思いません。」
「ふん(笑)」
僕は、鼻で笑ってしまった。
「あんたに何が分かるんだ。」
「立人さま?」
今までたくさんのメスブタの相手をしてきたけど。
あいほど最高な相手はいない。
いや、もうあいじゃなければ、僕のこのおぞましい程の欲望を満たす事が出来ないだろう。
断言出来る。
僕は、五美の頭を撫でてやる。
「安心するがいいよ。僕は、もう君をいじめたりする行為は、しないから。」
「…そんな、立人さまっ。私を、もっといじめて下さい。」
