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人魚

第6章 夏生

夕焼け色に染まる
地平線を見ながら
夏生は、蒼の嘘を考えてた…


甘いメロンソーダー
甘い唇を噛みしめ…

遠くを眺めていた。




夏生の隣に蒼の自転車が止まり

『みっけ!夏生…どしたっ!』


蒼が夏生を見上げた


夏生は
蒼の顔をゆっくり見下ろし


『なんで嘘つくの?』と
蒼を睨んだ。

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