テキストサイズ

人魚

第13章 赤い人魚

熱いシャワーを浴びた夏生は
窓を開けて
空を眺めた。



今日のあたしは
おかしかった
歌音に謝らなくてわ


あたしが邪魔している



そう
わかってるから…



蒼とは、距離を置いて
冷静になれば大丈夫
きっと…蒼にあたし以外の
仲良しが出来たから
あたしは、嫉妬しただけ…そぅ
きっと…



雲の隙間から星が流れた
あんだけ雨が降れば
空は澄んだ空気が
夏生をシャキッとさせる




いぬが騒ぐから
下を見たら



歌音が…鎌を持って
あたしを指差していた…

ストーリーメニュー

TOPTOPへ