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いつか…

第3章 :10月

……

キーンコーン…
午前中の授業終了を知らせる音
教室から先生が出ていくと
クラスはお弁当モードになる。
お弁当は席順にあわせて
クラスが6班に別れて食べる。
だいたい6人から7人で男女混合。
机を班で合わせて話ながらお弁当を食べる。
私は杏樹と一緒。
もう一人の女の子は
クラスでちょっとからかわれてる
大森さんって子…
男子は山口くん、太陽さん、吉水、和田さん。
私の隣の席の太陽さんは杏樹の好きな人。
杏樹の隣の吉水とは私が部活で同じパート。
その他…もろもろってことで。笑っ
けど基本的に仲のいい班♪
いつものように楽しい時間…
お弁当が終わったら休み時間。
「和希~持ってる??」
杏樹からのお誘い。
持ってるとは…タバコ…。
『あるよー。今から?』
たまに私達は体育館の裏に行き
タバコを吸ってる…
「行きたいけど今日忘れちゃってさ…もらっていい?」
『いいょ♪』
いつものように体育館の裏に行く。
やっぱりタバコはおちつく…
杏樹と話ながらタバコを吸ってると
足音がした。
「やばっ!!先生じゃない!?」
私達は急いでタバコをもみ消し
なにもなかったように歩きだす。
「こんなとこで何してるの?」
後ろから先生が声をかける。
『ちょっと散歩してただけー♪』
私達はそう言ってその場を離れた。
見つかるとめんどう…
もう少しで午後の授業が始まるから
教室に戻る。




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