
いつか…
第4章 :少しずつ
龍さんには
リストカットのことも
タバコ…お酒…夜遊び…
きちんと話した。
自分のことをわかってもらいたかったから。
それでも龍さんは態度を変えなかった。
今までどうり…
12月になって
また親と妹がディズニーへ…
私は受験勉強すると言って家に残った。
いつものように他愛もないメール…
そんななか
<この前和希のブログの子から友達登録きたよ♪>
えっ…って状態の私。
聞くとkanadeと言う部活の後輩の女の子…
この子…かなりの男好きで有名…
龍さんにメッセージいれてるらしい…
何それ…めちゃくちゃ嫌なんだけど…
別に付き合ってもない私がこんなの…
おかしいのかな?
《あの子は嫌》
私この時凄く嫌な子だったと思う。
やきもち…だった。
それからは
同じようなメール…
あの子は嫌!!
そんなこといっても
私は龍さんの彼女でもない…
けど龍さんはこんな私のワガママを
<わかった>
そう言ってくれた。
<友達登録はしちゃったからはずせないけど
和希が嫌なら連絡取らないから…
これまでどうり妹でいて?>
私は何がしたいんだろう…
こんな一言で安心する…
好き…
だけど妹としていられるだけで嬉しくて…
けどやっぱり好きなんだって
実感…
私のワガママって怖い…
それからはまたかわりない話
この時間が好き。
大晦日…
日付が変わるまでメールした。
メールが混んで遅くなった
明けましておめでとうには
<これからも可愛い妹でいて下さい>
私の返す言葉は決まってる
《こちらこそお兄ちゃんでいて下さい》
お正月の間はできる時にメールした。
春休みも終わって
前期受験前。
前期はすててる私は
龍さんとメール。
