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愛と憎しみ

第2章 No.2 隣ノ裾乃サン。





「 ピンポーン 」




返事がない。



さっき お母さんが電話した時は

でてくれてたのに。




… 。



俺は、裾乃さん家のドアに、

耳を傾けてみた。







かすかに、声が聞こえる。



『 あっ、ん…。 はぁぁんっ! 』


今まで聞いたことの無い声。


ドタン、ドタン。




『 あ…ん!! イ、イっくぅぅぅ 』




なんだ?なんだ?


小学6年のぼくが聞いたこと無いんだから、

めったに聞かない声なんだろう。




興味本意で、ドアを開けてみることにした。

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