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あまこい. お兄ちゃんの友人 part2**

第11章 **都合のいい女**

戻れるものなら、あいつの隣でいつまでも“兄”を装っていたかった


でも、あいつが俺を潤として見る限り俺は戻れないんだ。


羽衣「潤」


短く、かすれた声で呼ばれる



羽衣「潤・・・泣かないで」


切なく響く声


潤「泣いてねぇよ」



羽衣「嘘。心が泣いてる」



静かに抱き着かれる


シーツを纏っている羽衣は、美しくて


羽衣「私が守るから、私が忘れさせるから・・・」


馬鹿・・・なんでお前が泣くんだよ・・・・・・。



また唇を重ねた

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