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奴隷な関係

第2章 官能的な兄弟




「や、やめっ……」




「やめなよ兄さん」




ガラッと音がしてドアのほうを見ては神埼勇気とは髪の色が違う顔がそっくりな少年が入ってきた。


噂で聞く神埼弟……



「絶対権使われてるって言われておいてこういうことはしない方がいいよ兄さん」



ぐいっと腕を引かれ弟くんの方に引き寄せられれば優しく頭を撫でてくれながら大丈夫かと問いかけてきた。

同じ顔なのに優しさがにじみ出てる……というかもとがいいから間近で見ると意外と綺麗な顔してるな二人は……




「じゃ、兄さんそろそろ授業があるからこの子送ってくるね」



にこっと笑って私の手を引いて走り出した弟くんにつられて私も走った。

神埼兄はぽかんとしていて何も言わなかったが……なんだろうこの違和感

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