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奴隷な関係

第2章 官能的な兄弟




少しして屋上に連れて来られると弟くんは疲れたと言いながら笑っていた。


そんな笑顔にカッコいい……なんて思う余裕私にはなくて私は疲れきっていて息を整えるのに忙しかった。

弟くん、足早すぎっ




「大丈夫、幸村さん?」




「大丈夫です、けど」




「良かった……兄さんに何もされてなくて」



優しい笑みを浮かべて私の頬に手を添える仕草はいちいち色気があって、強引でワガママな兄とは大違いだからか、なんとなく照れるというか……ドキドキした。


男にときめくなんてっ



手を払いのけ離れると弟くんは、きょとんとしながらまた微笑んでこちらに近寄ってきた





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