奴隷な関係
第2章 官能的な兄弟
「怖くないですよ」
「わっ……」
ぎゅっとだきしめられ今までにそういう経験がなかった私は動揺して、ジタバタと暴れたりしたが弟くんは頭を撫でてくれながら背中をさすってくれ、まるでお母さんみたいだ。
落ち着く……
「兄さんはあんな感じだけど嫌いにはならないであげてくださいね」
「もはや最初から嫌いだったら?」
「兄に冷たくしないであげて」
にこにこ笑顔で言われても普通なら嫌だとか言いそうな私が珍しく頷いた。
なんか、あまりこの人にもかかわり合いたくないのにほっとけないんだよね