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赤い恋 ~sho sakurai~

第12章 似た者同士




*翔ちゃんさいど*



智「ただいまー」

おっ大野さんが帰ってきた。


結「おかえりなさい!―」

結衣が大野さんを向かえてなにか喋ってる。


……俺も聞きたいことがある…。


暫くして2人の話は終わったみたいで俺も部屋から出る。


リビンクでは大野さんが食卓に座ってる。


翔「……おかえり。……あのさ…」


智「?」


俺も大野さんの向かいに座って結衣がこっちの話を聞いてないのを確認して小声で話し始める。 


翔「…結衣の…好きなやつって誰か知ってる…?」


俺の知ってるやつ?

昔の仕事仲間?


翔「…………っておい…何笑ってんだよ…」

大野さんは俺から顔を背けて口を押さえて笑ってる。


智「…クククっ(笑)…ほんっと…おたくらは…(笑)」


…………は?なんだよ…。


翔「え、なにが…?」


智「あー、おかしい(笑)ごめん(笑)俺からは言えないよ」

…………。

翔「大野さんのケチ…」

智「ケチとかじゃないよ(笑)…あれだよ…あの~…プラチナ…?プラスチック…?ん?なんだったけ…?」


翔「…………プライバシー…?」

智「あぁそれだ」


…………おいおい…


翔「ん~…まぁそうかぁ…………」


結衣だってなんか言いたくなさそうだったし…。


智「そんな気になんならさ(笑)自分で当てればいいじゃん(笑)」

翔「無理だよ……わかんねぇもん」


智「(笑)案外ものすごい近くにいる人かもよ?(笑)」


…………

翔「やっぱ大野さんなの?!」

智「ちげーし(笑)」


…………わっかんねぇよ…。




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