赤い恋 ~sho sakurai~
第21章 二次会
佐「でもさぁ~、2人とも昔っからほんと仲良かったよね~」
結「だからぁ~、『仲いい』んじゃなくて『仲悪い』の」
結婚式も無事(?)終わり、今は皆で二次会に来てるところ。
私たちの座ってる席の一つ隣の席には、男性陣が座ってる。
私はその中で、馬鹿みたいにでっかい声で笑ってるなかじんを見た。
佐「え~?(笑)喧嘩するほど仲がいいってゆうじゃない!」
佐織はニヤニヤ笑いながらビールを飲んだ。
結「はぁ~?違うし。あいつムカつくもん。私のことやたら馬鹿にするし」
佐「クス(笑)結衣ちびだっけ?(笑)」
結「佐織までゆーな!!」
もう!みんなしてなんなんだよ!
ちびちびって!
佐「ごめんごめん(笑)そんな怒んないで?ね?」
佐織はそういいながら私のグラスにビールを注いだ。
結「は?!私もう呑まないよ?!」
晩御飯作んなきゃだし!
てか、もう7時過ぎてるし…。
余裕でみんな待ってるよね…。
ほんとは二次会なんて来るつもりはなかった。
けど……
――2時間前――
佐「は?!結衣二次会行かないの?!」
結「うん、ごめん。みんな待ってるし…、ほんと、ごめんね!」
佐「何言ってんのよー!今日は祝いの席よ?!晩御飯なんて今日くらいいいじゃない!」
結「でも……」
佐「そんな、なんも出来ない子供じゃあるまいし…」
な「え、何?結衣ちび来ないの?」
結「え、えっと…………」
な「いい~じゃん!今日くらい」
佐「ほら~!ねー!」
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…………と、半ば強引に連れて来られた訳だけど…。
佐「ほらぁ、呑みなよー」
…………もう…佐織呑みすぎ…。
てか…………
結「お酒強すぎ…」
佐織の周りにはもういくつも空になった瓶ビールがある。
佐「そうなの、私、お酒だけは強いの!」
…………知らないよ…。
結「ねぇ~やっぱ私帰るよ~…」
佐「え~!だーめー!」
佐織は私のカバンをバッ!っと奪い取って口を尖らせた。
結「え~?」