ふしだらと言わないで
第2章 保健室で先生に
「へーそりゃ災難だね
ま、気にすんなよ」
千亜は病状の有無や身体の状態を軽く問診されながら、ヤブ医者に関する不平不満を先生に話していた
先生は話しやすく、つまんないだろうガキの話に耳を傾けてくれた
患者の話を頭ごなしに否定しない先生に風邪の時も診てもらいたかったなと千亜は密かに思った
「性体験は?」
「な、なんですかそれっ///」
聞かれた千亜は真っ赤になった
「記入必須なんだよ」
「こ、困ります…」
「みんな答えてるんだ
俺だって困る
虚偽なんかされたら
最悪、異動も考えられる」
それを聞いて千亜は慌てた
先生は仕事なのだ
「わ、わかりました」
「性体験はある?」
「あ……あります…///」
「それはいつ頃?」
うそって思った
「ちゅ、中1です…///」
「オトナになるの早いね
かわいいわけだ」
恥ずかしくて顔が赤い
けど恥ずかしい…はずなのに
なんだか変な気分になる
「性行為の回数は?」
「さ、三回です…」
「今悩んだよね?それホント?」
「ご、ごめんなさい…」
「いいよ
恥ずかしがらないで」
「か、数え切れません…
何十回とか…」
「10や20?」
「30は……あるかと…///」
「わははエッチ大好きっ子だ
先生もねぇ、ヤるの大好きだよ」
千亜はドキドキしていた
自分のエッチの体験なんて恥ずかしすぎてやなのに先生に言うのはなんだか嫌じゃなかった
「頻度は?」
「最近は……ないです…
別れちゃったから…」
「そこは言わなくていいよ」
「え、あ、すみません…!」
「オナニーはどう?」
先生と目が合う
いやらしい笑みで千亜を見ていて微笑んでいた、先生はもうペンを置き記入なんかしてなかった