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ふしだらと言わないで

第6章 慰み者の娘 3

 甘く触れ合った唇
 顔をなぞり、輪郭を触る手
 私の唇を開くおじ様の舌

 優しく入ってくる
 私の中や奥で繋がる
 捕まっている

 これから私は
 嫁ぎにいくようなものなのだ



「んんっ…い、いけませ…///」



 こんなことしてる場合じゃないのは確かだった

 でも力が抜けていく
 いやらしく口を吸って、なお深く繋がろうとするキスにのぼせる

 待たせている
 だから…するわけじゃない

 なのにキスと軽く体を触る抱擁だけでその気になってしまう

 抱かれてない寂しさが
 私をおかしくさせる



「…いい顔だ」
「あ…///」
「浮かない顔よりな」



 さらなる口づけを交わす
 周りが気になって仕方ない

 舌が絡む深いキス
 こんな所見られたら外聞が悪い
 頭ではわかっている
 でもバレないと思った



 ちゅ、くちゅっくちゅ…



 自分からおじ様の舌に応える
 おかしいくらい自分から求める

 灼けるような鼓動と甘い疼きが胸を熱いもので満たしていく

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