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ふしだらと言わないで

第6章 慰み者の娘 3

 貰われていく使用人
 それが珍しくないと知った時おじ様の底知れなさを知った

 おじ様は女を道具に、自らの財を成す手段としている

 便利なのだ、女は
 誑かし、腑抜けにし、溺れさせて搾取していくには、男の欲望に密接に影響する女が本当に効果がある

 それだけじゃない
 甲斐甲斐しく世話を焼き
 何から何まで尽くし
 しなやかでへこたれず
 愛情によって動く女をおじ様は尊重し価値を認め、重用している



 そして女…使用人たちは
 政財界の人間や業績のいい社長に見初められると喜んで出向き、端的に言って諜報活動をする

 情報は武器にも盾にもなる
 時として最強だ
 それがおじ様に流れる

 お荷物などではない
 とにかく女は使い勝手がよく、無能とはかけ離れた有能さ柔軟さで、えっちな色事でストレス社会に生きる男性の心をほぐしていく



 オチンコも心も愛情深くほぐされた男は高い確率で女に入れ込み、次第に大事なことを口からこぼす

 取引、商談、人脈…

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