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ふしだらと言わないで

第6章 慰み者の娘 3

 家族のため…
 愛する妻子のため…

 おじ様は財を築くこと以外考えておられない

 どんなに非道でも
 全くブレない考え方に

 私は心も体も染められてしまった
 膣穴の形さえも

 あなたのために開発され
 感じやすくなった体…

 離れていても大きくなる感情の名前をぎゅっと抱く

 ひとりでよく…する
 私が誰を想ってシているか…
 知られたくない



 何も知らない海斗の傍らで諜報活動を続けておじ様に流し、心に想い人を秘めながら愛人を演じた

 人として彼は大好きだった

 けれど私の中で男性は…
 めちゃくちゃに初めてを奪っていったおじ様だけ…



 逢えない
 月に二度しか、逢えない

 足りない
 足りなくて足りなくて―…

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