ふしだらと言わないで
第6章 慰み者の娘 3
そうとも
海斗は素敵な男性だ
憧れを抱いていた
しがみつく力が強まる
なのに感情が噴き出して止まらない
抑えが決壊する
「あなたにはわからない
あなたも罪深い恋をしてみたらいい
奇跡なんかない
負けが確定していたんだ」
涙がポロポロと…伝う
私は私の思う通りにした
そのせいで
私は二人とも失う…
失ってばかりの人生に嘆く
「なに不自由なく生きて
恵まれてきた人にはわからない
食べる物に困り、愛情に困り
この世にいるかどうかもわからない
オバケと言われた汚い私を
キレイにしてくれたんだ
キレイと言ってくれてんだ
体の隅々まで愛してくれたんだ
そんな生まれ変わった私を
後から現れたやつがなんだよ
なんで助けたりする
誰が助けてなんて言ったの!
私は慰み者でよかった!
この偽善者!
助けてほしくなんかなかった!
私の居場所はあそこだった!
好きな人がいた!!!!
馬鹿だってわかってるけど!
少しくらい夢見たっていいだろぅ!
誰かを不幸にしたって
いいだろぅ…!!うぅぅ…うぁぁ…」
海斗は素敵な男性だ
憧れを抱いていた
しがみつく力が強まる
なのに感情が噴き出して止まらない
抑えが決壊する
「あなたにはわからない
あなたも罪深い恋をしてみたらいい
奇跡なんかない
負けが確定していたんだ」
涙がポロポロと…伝う
私は私の思う通りにした
そのせいで
私は二人とも失う…
失ってばかりの人生に嘆く
「なに不自由なく生きて
恵まれてきた人にはわからない
食べる物に困り、愛情に困り
この世にいるかどうかもわからない
オバケと言われた汚い私を
キレイにしてくれたんだ
キレイと言ってくれてんだ
体の隅々まで愛してくれたんだ
そんな生まれ変わった私を
後から現れたやつがなんだよ
なんで助けたりする
誰が助けてなんて言ったの!
私は慰み者でよかった!
この偽善者!
助けてほしくなんかなかった!
私の居場所はあそこだった!
好きな人がいた!!!!
馬鹿だってわかってるけど!
少しくらい夢見たっていいだろぅ!
誰かを不幸にしたって
いいだろぅ…!!うぅぅ…うぁぁ…」