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ふしだらと言わないで

第4章 慰み者の娘

 いつしか骨が浮き出る腕は見る影もなくお肉がつき、鏡を見れば身だしなみも整えられ可愛い娘がいた

 それもこれもおじ様の計らいだ

 サラサラになった私の髪に
 おじ様はキスをした



「きれいだね、双葉」
「///」



 私はおじ様に抱きついた

 サラサラになる前の、ボサボサの時からおじ様は髪にキスしていた

 変わらない所作
 私はおじ様のために綺麗になりたかった節があった

 自分じゃないみたい

 美味しいものを食べて
 可愛い服を着て
 誰かの顔を見て話す



「双葉…
そろそろいいかね?」



 私の胸がドキンと跳ねる

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