
時を止めて
第1章 逢いたくて逢いたくて
「あー。やってしまった。」
最近、全然ヒョンとしてなくて。
イライラしてたのかもしれない。
そもそもお互い忙しくて、なかなか会う機会もなくて、久々にあった今この瞬間に、このはち切れんばかりの欲望を、彼にぶつけてしまうしかなかったんだ。
ユノヒョンは、ホテルのベットの上でクタクタになって、肩で息をしている。
「…もぅ…やめて。」
「ごめんなさい、ヒョン、また我慢できそうにないですよ?」
「はっ?」
オレは、うつぶせになっている彼の膝を立たせ、腰を引き寄せた。
ユノのアナルからは、先程放ったばかりの精液が、オレの大好きなユノの太ももに、とろりと、滴り落ちて…。
ゴクリ。
唾を飲み込んでしまう。
