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FREE BIRD

第24章 二番目

「すみません美穂さん、妻がまだ歯が痛くて息子のお迎え頼まれてしまいました」


申し訳ないと言う表情をしている。


「気にしないで、行って」


私はめいいっぱい作り笑顔で応えた。


「改めて時間作ろう。今度はもっとゆっくり…」


「ええ…」


誠さんは素早く立ち上がり上着を着た。


すると私の側に立ち腰をかがめた。




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