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FREE BIRD

第24章 二番目

あんなふうに甘く囁く癖に優先するのは家族。


当たり前だ。


私だってそうなんだから。


互いが二番目なのが現実なのだ。


それが私達の恋なんだ。


そう思ったら泣きそうな気分になった。


テーブル席で一人残された私。


泣くわけにはいかない。


残りのコーヒーを飲み干した。

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