テキストサイズ

FREE BIRD

第32章 罪人になる

「美穂さん…こっち向いて…」


僕は美穂さんの肩を掴み自分の方に向かせた。


俯きがちな美穂さんの両頬に触れ、顔をあげた。


潤んだ瞳が僕を捉えた。


「美穂さん…ようやくここまできた。

ここからが僕達の本当の始まりだね…。

好きだよ…美穂さん」


僕の顔が近づくと美穂さんは瞳を閉じた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ